今は、SNSで『健康や美容』について様々な人がこれを食べたらいいとか、これはダメとか言っていますが、「えっ!!それ言って大丈夫?どこからの情報?」って思うことがあります。特に、有名人とか美容家の人が、専門分野の勉強や実験もしたことがないのに、堂々と言っているのが不思議でたまらない。学会に所属できるのも誰でも入れるもないので、論文の情報も見ることや最新の情報は入らないはず。・・・となれば、誰かのまた聞きか、AI情報?っと思ってしまう。
食事で体調を整えていくには、人それぞれの生活習慣が違うため、食事そのものと調理法から食べる時間までも管理していくことが大切。単純にこの食品を摂ればOKなんてものはない。
さて、最新の日本栄養・食糧学会で発表された気になる論文をご紹介しましょう。
実は、皆さんが体にいいとされているオリーブオイル。オレイン酸が多く含んでいるため、推奨されますが…植物性食品だけではなく、肉や魚など多くの食材にも含まれるので、食事がバランス良く摂れているなら、オリーブオイルを過剰に摂取することは避けないといけないのです。だから、何でもかんでもオリーブオイルで調理してしまうと、冠動脈疾患を引き起こす原因となるのです。
またトランス脂肪酸についてですが、健康オタクの人は身体によくない!だから、市販のお菓子やマーガリンはダメ!と言っていますが、それは工業的に生成されたもので、天然に含まれるトランス脂肪酸(牛肉や羊肉、牛乳および乳製品)もあるのです。
ですから、これも総トランス脂肪酸摂取量が多いと、総死亡リスクや動脈性疾患になりやすいため、摂取を控えることが推奨されています。
また、近年の地中海食は脂肪とコレステロールが過剰であり、報告では心筋梗塞が減少しているわけではないので注意が必要です。情報を鵜呑みにするのは、とても危険ですよ!