今期最後のぶりをいただきました。宇和島から直送されたぶりは、産卵前だったのかりっぱな卵も入っていました。
え?今頃?と思われたかも・・・
ぶりの旬は、12~2月の寒さが厳しい時期です。春の産卵期に備えてエサをたくさん食べるため、脂がのっておいしくなるんです。この時期に日本海沿岸で水揚げされた親ぶりのことを「寒ぶり」といい、高品質なため水揚げされた地域ごとに、「氷見ぶり」や「佐渡一番寒ぶり」といったブランド名があります。特に、北海道産が有名です。そんなぶりが、この4月にギリギリ食することができました。
ところで、ぶりの栄養価は最高であるのは、ご存じですか?
EPA、DHA、ビタミンB1、B2、B6、D、E、鉄分、亜鉛、などが含まれています。これらの働きは、感情の安定や皮膚の再生、免疫力のUP、口内炎予防、それこそがん予防にもなります。
さらに、ぶりはお料理でも色々な味をだしてくれます。お刺身、ぶりしゃぶ、ぶりの照り焼き、ぶり大根、ぶりのマリネ、ぶり丼、ぶりサラダなど、・・・一尾の魚からこんなに豊富なお料理が作れるなんて凄いですよね!
日本は、海に囲まれた島国。私たちの体は、やはり魚が一番合うようになっていると思います。どんなにたくさん食べても、翌日は胃もたれせず、消化も良く、身体に優しい栄養価の高い魚。
これからの季節にも美味しい魚がでてきますが、どんな栄養があるのか知って食べる方が、より体に吸収され美味しさも増し感謝の心も芽生えます。お子さんに魚を教えるときに、食卓の会話の一つとして役立てていただけたらと思います。