人は危機情報を煽われると、目の前の情報にすぐに反応し飛びついてしまう。これは心理学的に「恐怖喚起効果」と呼ばれ、危機感を煽ることで注意を引きつける手法です。さらに、五感のうち視覚は８３％と言われています。
企業は、その手法をビジネスで利用されていることを知っておく必要があります。
今の日本は、昔と違って生活に必要な水や食料、空気、空間まで気にしなくてはいけない。快適に過ごしにくくなった時代になったということです。
最近では、地震や台風、米騒動、電磁波などの危機情報が流れると、慌ててスーパーに行って食料品を買い占めたり、セミナーを聞いては、高価なグッズを購入したりされている人がいます。グッズなどは、１個が３５万から５０万以上もします。それを１個で防げるのか？・・・というと、防げないわけで結局いくつか必要になります。総額を考えると、ゾッとしますよね💦さらに、企業は次の新しい商品を作って売らないと儲けれないため、「この新商品はさらに、パワーアップして優れものですよ！前回のものより〇〇％以上の効果があると結果がでています！」と言って売り出す。では、前の商品を買った人はまた買わないといけない気持ちになり、初めてその情報を聞いた人は、得をした気分になって新商品を購入してしまう。
時代はどんどん前に進み、私たちの身の回りは変化していく。・・・今、何が自分に必要か？新しい物が一時の気分だけになっていないか、危機的な状況になったら何を一番に優先するか・・・
常に、自問自答することが大切なのではないでしょうか。
